近年、スモールオフィスの需要が高まり、さまざまなサービスが生まれています。
この記事では、スモールオフィスとは何か、メリット・デメリット、選び方などを解説します。

更新日:2024/03/18

スモールオフィスとは

スモールオフィスとは

スモールオフィスとは、もともと「SOHO(Small Office/Home Office)」や「SOHOが働く場所」を意味する言葉です。SOHOとは個人事業主やフリーランスを指しています。

個人事業主やフリーランスの場合、自宅の一部をオフィスとして利用するケースが多いですが、なかにはシェアオフィスやコワーキングスペースなど利用している人もいます。 そのため、SOHOが利用するシェアオフィスやコワーキングスペースなどを総称して、スモールオフィスと呼ぶのが一般的な使われ方です。

また、新型コロナウイルス感染症の流行で、企業のオフィス縮小化が進んだこともあり、最近では小規模な賃貸オフィスのことをスモールオフィスと呼ぶこともあります。

スモールオフィスのメリット

個人事業主やフリーランスがスモールオフィスを選択するのは、メリットがあるからです。 まずは、スモールオフィスならではのメリットを紹介します。

費用を大幅に抑えられる

スモールオフィスの大きなメリットは、通常の賃貸オフィスと比べて、初期費用・ランニング費用を大幅に抑えられる点にあります。

シェアオフィスやコワーキングスペースなどのスモールオフィスは、敷金や礼金、仲介手数料といった高額な初期費用を支払う必要はなく、1ヶ月分程度の入会金や登録料を支払うのみというケースがほとんどです。
さらにデスクや椅子などの家具、コピー機などのOA機器、インターネット環境などもすでに整っているため、自分たちで用意する必要はありません。
月々の利用料金だけで充実したオフィス環境を利用できるのは、個人事業主やフリーランスにとって大きなメリットと言えるでしょう。

また、企業が小規模な賃貸オフィスを借りる場合も、大規模オフィスに比べて賃料が安くなります。さらに敷金や礼金、内装工事費やオフィス家具の購入費用など、初期費用も大幅に抑えることができるでしょう。

すぐに仕事を始められる

シェアオフィスやコワーキングスペースなどのスモールオフィスは、ワークスペースやインターネット環境がすでに整っているため、契約をするだけですぐに仕事が始められるというメリットもあります。
会議室やフォンブースが用意されている施設であれば、取引先を招いて商談をしたり、オンライン会議や電話会議を行うことも可能です。

増床・減床がしやすい

シェアオフィスやコワーキングスペースなどのスモールオフィスは、増床・減床しやすいというメリットもあります。
契約期間が比較的短いため、人員の増減に合わせて増床・減床の契約変更をすることができ、退去時の原状回復工事も必要ないため、他のオフィスへの移転もしやすいでしょう。
そのため、最初はスモールオフィスでビジネスを初めて、事業が軌道に乗ってきたら賃貸オフィスに移転するということも可能です。

スモールオフィスのデメリット

個人事業主やフリーランスにとってメリットの多いスモールオフィスですが、デメリットもいくつかあります。
スモールオフィスを利用する際は、デメリットについても把握しておくことが大切です。

空きオフィスが少ない

特に主要駅に近い一等地にあるスモールオフィスは非常に人気があり、すぐに埋まってしまうことがほとんどです。
そのため、利用したくても空きが見つからずに苦労することも珍しくありません。
希望のエリアにあるシェアオフィスに空きを見つけた場合は、できるだけ早く契約を進めるのがおすすめです。

一方で、コワーキングスペースの場合は、個室タイプのオフィスではなく、フリーアドレス形式であることが一般的です。席に空きがあれば利用できるため、シェアオフィスが見つからない場合、最初はコワーキングスペースを利用して事業を開始し、空きが出たタイミングでシェアオフィスに移ることも検討したほうが良いでしょう。

セキュリティ面の不安

スモールオフィスのなかでも、コワーキングスペースは不特定多数の人と共同で利用するオフィス空間なので、セキュリティ面に不安がある場合もあります。
特に、オンライン会議や電話会議が多い人は、フォンブースと呼ばれる個室ブースが設置されているかどうかを、事前にしっかりと確認しておきましょう。
フォンブースがあるコワーキングスペースなら、会話の内容を第三者に聞かれる心配はなく、安心して業務に集中できます。

スモールオフィスの選び方

スモールオフィスの選び方

ここからは、スモールオフィスの選び方を紹介します。

フリーアドレス形式か固定席か

スモールオフィスを選ぶときは、ワークスペースの形式について確認しましょう。
コワーキングスペースの場合はフリーアドレス形式が基本となりますが、シェアオフィスの場合は、個室や固定席を確保できることもあります。

個室や固定席タイプのシェアオフィスであれば、混雑時でも確実に席を確保することができ、パーティション等で覆われた空間のなかで、仕事に集中しやすいというメリットがあります。一方で、コワーキングスペースと比べると料金が高額になる点はデメリットです。

フリーアドレス形式のコワーキングスペースは、空いている席を利用して仕事をするというのが基本のスタイルです。不特定多数の人が利用するため、セキュリティ面に不安があるという方もいるかもしれません。
しかしその一方で、不特定多数のビジネスパーソンと同じオフィスを共有することで、人脈づくりのきっかけになるというメリットもあります。普段は接することがない異業種の人々と交流できる機会も増えることで、新たな発想やビジネスチャンスが生まれることも珍しくありません。
また、シェアオフィスに比べて利用料金が安い点も、コワーキングスペースのメリットです。

利用可能な時間帯を確認する

シェアオフィスやワーキングスペースは、施設によって営業時間が異なります。
午前8時~午後8時など、利用可能時間が決まっている施設がほとんどのため、自分が仕事をする時間帯と営業時間が合っているかどうかを確認しておくと良いでしょう。
また、なかには24時間利用可能なスモールオフィスもあります。
早朝や夜間に仕事をする予定がある場合は、24時間利用可能かどうかも確認しておきたいポイントです。

契約期間・途中解約のペナルティを確認

スモールオフィスは、通常の賃貸オフィスと異なり、短期利用が可能なところが多いです。
しかし、なかには契約期間が6ヶ月など長めに設定されていたり、途中解約をする場合のペナルティが設けられている場合もあります。
将来的な法人化を視野に入れていたり、増員・増床などを予定している場合は、契約内容をしっかりと確認し、柔軟な契約変更が可能なところを選ぶのがおすすめです。

大阪・堂島のスモールオフィスは「エルク」にご相談ください

大阪・堂島のスモールオフィスは「エルク」にご相談ください

スモールオフィスとは、一般的にシェアオフィスやコワーキングスペースなど、SOHO(個人事業主・フリーランス)が働く場所のことを指します。
スモールオフィスはオフィス家具やOA機器、通信インフラなどビジネスシーンで必要な設備が完備されているだけではなく、選ぶ施設によって仕事を円滑に進めるためのきめ細かなサービスを受けることができます。
初期費用を抑えることができることはもちろん、すぐに働くことができ、短期契約も可能なため、非常に便利なオフィスだと言えるでしょう。

大阪・堂島にある「WORKING SWITCH ELK(エルク)」は、法人登記や住所利用ができるスモールオフィスです。京阪・大阪メトロ御堂筋線淀屋橋駅から徒歩4分の好立地にあり、ビジネス街(中之島・淀屋橋)や繁華街(梅田・北新地)などからのアクセスにも優れています。

専用オフィスとして活用できる個室、個人事業主・フリーランス向けの専用デスク席、フリーアドレス形式のコワーキングスペースが施設内に設けられており、人数・用途に応じて柔軟に活用することができます。
また、エルクでは週末のみコワーキングスペースを使用できる「コワーキングWEEKENDメンバー」というプランもあるため、土日のみスモールオフィスを活用したいという方にもおすすめです。

シェアオフィスやコワーキングスペースなどのスモールオフィスに関して、気になることがあれば、ぜひエルクにご相談ください。

【プランページはこちら】
https://workingswitch-elk.com/plan/